この記事では「人生」について考えさせられる、考えてるときにヒントをくれる本を紹介します。
日々生きていく中で「人生」など実態の無いものについて考える機会って、そんなに多くはないですよね。ですが一度考え始めるとどんどん思考の深みにはまり、何か答えを出そうと努力してしまうものです。
考える期間は一瞬かもしれませんが、何か答えを出したとき、それは一生のものとなります。
今回はあなたの答えの手助けになるような作品を3本に厳選し、ご紹介いたします。
人生、生き方について考えさせられる名作 3選
人とは何なのか、生きるとは何なのか。
そんな人生においての疑問にヒントをくれる名作をご紹介します。
人間失格
孤独の物語
「人間失格」は、小説家・太宰治が自殺直前に残した至高の純文学です。
葉蔵という一人の人間が、孤独と苦しみから逃れようともがいてきた人生の物語であり、人間の儚さや、業の深さなどがこれでもかと描かれた作品です。
私は初めてこの本を読んだ時、自分が今まで積み上げてきた「やさしさ」についての固定概念が音を立てて崩れていくのを感じました。
漫画 君たちはどう生きるか
児童書の体を取った哲学書
1937年に出版された小説を漫画化したもので、コペル君という15歳の少年が、社会の仕組みやものの見方などについて考えを深め、成長していく物語です。
この作品は「自分で考える」を主テーマにし、いかに気づき、考え、行動することが出来るか、まさにどう生きるかを読者に投げかける作品となっています。
作品中で描かれている言葉や考え方は、多くの読者の心に刻み込まれ、様々な人の「人生の書」となっていることでしょう。
ミステリと言う勿れ
多くの気づきを与えてくれる作品
主人公・久能整が、その独特な視点と何気ないおしゃべりにより、様々な事件を解決に導いていく新感覚ミステリー漫画です。
整の会話や独り言の中には、読者の心を打ち、気づきを与えてくれるような格言が多く存在し、ミステリー要素だけではなく、哲学的な側面も併せ持っています。
作中の「真実は人の数だけあるんですよ。でも事実は一つです。」という言葉が強く印象に残っていて、それぞれの受け取り方や思想の違いにより、真実は食い違ってしまうという事実に気づかされました。
まとめ
人生、生き方について考えさせられる作品3選をご紹介させていただきました。
生きていると、本当に色々なことを考えさせられます。色々な作品を手に取り、多くの考えに触れることで、人としてより熟成することが出来るのではないでしょうか。
人それぞれ、人生、生き方について考えさせられた作品があると思いますが、この記事では私が影響を受けた作品を紹介させていただきました。
この記事がみなさんの読書選び、はたまた人生、生き方においての一助になれば幸いです。
電子書籍サイトのご紹介
今回紹介した作品を取り扱っている電子書籍サイトをご紹介します。
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